秋はシワになりやすい?シワと肺の関係と水分代謝
秋はシワになりやすい季節です。特に乾燥肌の方は”要注意”ですね。「肺」は経路を通じて皮膚とつながっていますので、肺が乾燥するとお肌も比例して乾燥するということです。 「肺」の働きが弱まると皮膚の表面をガードする”気”が弱まり、加えて水分代謝も悪くなります。 逆に言えば「肺」を潤す食材を心がけていれば、乾燥肌やシワを予防できるということです。
空咳やシワの予防に摂りたい食材
肺が乾燥すると空咳がでやすくなり、のどの炎症に季節の果物が潤してくれます。
◆梨は肺に潤いを与え熱を冷ます作用があります。のどの渇きや空咳によいです。 お酒を飲み過ぎた時にもおすすめなんですよ。 しかも血圧を降下する作用があるという研究報告もあるそうです!
◆ぶどうは、「気」と「血」を補う食材です。 ぶどうの糖分は体内で素早く吸収されてエネルギーになるので、 疲労回復の即効薬と言われています。 「肺」を潤し「腎」機能をアップする相乗効果も得られます。
※薬膳では臓器だけでなくその周りの機能も含めて、腎臓➡腎と呼んでいます。

乾燥を防いでシワ予防になるおすすめ食材
秋は冬の寒さに備える「養陰防燥」が原則!! なので、陽気が衰え陰気が盛んになるので、滋養(栄養)の効果のあるスープを飲んで 冬に備えます。
旬の食材はさんま、サバ、山芋。また色の白い食材、 例えば、白ゴマ、白きくらげ、銀杏、レンコン、ゆり根など。
外に出ずに静かな暮らし、春に向けてエネルギーを蓄積する時期 と言われています。

毎日違う青菜のスムージーも、朝のパワーアップに!
・キウィフルーツ・・・1個 ・小松菜 ・・・2~3株 ・氷 ・・・3~4個 ・水 ・・・100㏄
ほうれん草や小松菜、春菊など青菜は血をきれいにして エネルギーを高めます。 手軽にできるので、朝一杯の習慣を!
黒ごまスィーティバナナ

くるみやクコの実と一緒に白すりごまを使って簡単につくれる デザートです。
<材 料>(2人分) バナナ ・・・1本 くるみ(ナッツ類)・・・6個 クコの実 ・・・6粒 白すりごま ・・・小さじ1 黒ごまドレッシング・・・大さじ1
【作り方】 1.バナナは適当な大きさに切り、白ゴマを合える。 2.くるみは適当な大きさに割る。 3.ZIPロックにつぶしたバナナとくるみ、クコの実、黒ごまドレッシングをかける。
※黒ごまドレッシング ・黒ごまペースト・・・大さじ2.1/2 メープルシロップ・・・大さじ2 1/2 醤油 大さじ2 1/2

朝は時々お粥を食べています。
血を補うクコの実入りのおかゆは身体を潤し美肌効果があります。
秋だけでなく風は吹いていますが、秋から冬にかけて特にシワへの影響が強いので、 自分でお肌が乾燥したと感じたら、手軽に摂り入れられる薬膳茶でも、良いと思います。
薬膳をはじめてから、食習慣が少しずつ変わりました。 そんなに気合を入れて作らなくても、自分の身体が欲している食材を摂り入れることが大切です。
食材には一つ一つに五性(熱性、温性、平性、涼性、寒性)という5つの性質があります。 それは、食材を食べた時にどんな効果があるか? 例えば、身体を冷やすのか温めるのか?
冷え性の人が身体を冷やす効果のある食材を摂り入れると、さらに冷え性が悪化しますよね。 どんな食べ物にも、そういう働きがあることを知ると、メディアで身体によいと言っていても 個々に効果が変わることを知っておくといいと思います。
自分の体質を知ることが大切です。