南国の恵みココナッツオイルの存在が日本に浸透して、今ではあちこちのスーパーで見かけるようになりましたが、ココナッツシュガーの存在を皆さんご存知ですか?
ココナッツシュガーとは
ココナッツシュガーはココヤシの花蜜が原材料で出来ている天然の甘味料です。 ビタミン、ミネラル、カリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄分と栄養素を豊富に兼ね備えている上に食物繊維まで! しかしココナッツシュガーの凄さはこれだけではなく、一番の着目はそのGI値の低さです。 GI値とは、どれくらい血糖値が速く上昇するのかということを示した数値で、血糖値は緩やかに上昇するのが理想とされています。
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他の甘味料とのGI値を比べてみると
・ 上白糖 109
・ グラニュー糖 110
・ 氷砂糖 109
・ 三温糖 108
・ 黒砂糖 99
・ 蜂蜜 88
・ メープルシロップ 73
・ ココナッツシューガー 35
なんとココナッツシュガーはダントツの低GI値!!
それだけに血糖値の上昇は緩やかで、インシュリンの分泌も少なく糖質はエネルギーとして働きやすいわけです。
それではこの白糖とのGI値の差はなぜ生まれるのか?
決定的な違いはその精製方法にあります。
白糖の原材料は主にサトウキビですが、これから汁を絞ったものを遠心分離機で結晶化させたものが上白糖です。 上白糖は遠心分離機で結晶化させることによって、本来あったはずのミネラルが失われてしまいます。 そしてこのように精製度の高い食品ほどGI値が高く、急激に血糖値を上げてしまう結果、インシュリンも急激に分泌されるので活動のエネルギーとして全てを消費することができず、多くが脂肪として体内に蓄えられてしまうのです。
天然のアイソトニック飲料
筆者がよくやっているのがココナッツシュガーのスポーツドリンクです。 500mlのお水に小さじ3杯程度のココナッツシュガーを溶かしただけの簡単お手軽ドリンクですがこれが凄い! ココナッツシュガーは電解質の高い成分を含んでいるのでアイソトニック飲料として最適なのです。 筆者はこのドリンクをスポーツジムに持参したり、夏の暑い時期には夏バテ防止に常に持ち歩いています。 肝心のお味ですが、グルタミン酸を含むココナッツシュガーはコクがあり黒糖より深い味わいで、個人的に煮物を作る際には欠かせない調味料になりました。 自然が生んだ天然の甘味料、是非お試しあれ!
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