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美味しいだけじゃない!一緒に食べるのには意味がある、身体に良い食べ合わせ

食材を単品で食べるよりも、一緒に食べることで消化吸収を助けたり、食材の持つ栄養素を最大限に生かすことができる食べ合わせがあります。普段何気なく一緒に食べている食材の食べ合わせの効果を確認してみましょう。

揚げ物とキャベツ


とんかつ屋さんに行くと必ず一緒に出てくる山盛りの千切りキャベツ。 油っこい揚げ物を食べた口の中をさっぱりさせてくれるキャベツは揚げ物には定番ですが、実はこれにはきちんと意味があります。 キャベツに豊富に含まれるビタミンUという成分には胃粘膜を保護する働きがあり、胃もたれや胸やけを防止してくれる効果があるのです。 ただしビタミンUは熱に弱いため、生の千切りキャベツがベストの組み合わせというわけなんです。


豆腐と鰹節


冷奴には定番のこちらの組み合わせですが、鰹節の役割は豆腐の旨みをUPさせるだけではありません。 鰹節に含まれるビタミンDが豆腐に含まれるカルシウムの吸収を高め、豆腐だけで食べる時よりもカルシウムを多く吸収することができます。 また豆腐は必須アミノ酸の フェニルアラニン、トリプトファンは豊富に含まれているのですが、メチオニンが不足しています。鰹節にはメチオニンが含まれているため、一緒に食べることで豆腐の不足分を鰹節が補い、 必須アミノ酸を効率よく摂取することができるのです。


さんまと大根


さんまの塩焼きに付け合わせる大根おろし。 脂の乗ったさんまと一緒に食べるとさっぱりするのでなくてはならない存在ですよね。実はこの大根おろしにも意味があるんです。 さんまは栄養価の高い青魚ですが、焼いた時にできる焦げがちょっと気になる方も多いのではないでしょうか。大根に含まれるアミラーゼやプロテアーゼなどの酵素には、その焦げに含まれる発がん性物質を分解したり、消化吸収を助けてくれる効果があります。酵素は熱に弱いため、生の大根おろしがぴったりというわけなんです。


ビールと枝豆


酒のつまみにぴったりの枝豆ですが、実はこれもただ単に味の相性がいいだけではありません。 枝豆は色々な成分が含まれていて栄養価がとても高い食材。 豊富に含まれているビタミンCやタンパク質は二日酔いを防ぐ効果があり、ビタミンB1やメチオニンはアルコールの分解を促進して肝臓の負担を軽減してくれるのです。

いかがでしたか? 普段何気なく一緒に食べている相性の良い食材が、実は意外な効果を発揮してくれています。 他にも良い食べ合わせは沢山あるので、ちょっと気にかけて食べてみる良いかもしれません。

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