癒されないラベンダー?あなたの知らないラベンダーの世界

アロマテラピーで最も多く使用されているラベンダー。リラックス効果が高く穏やかなイメージをお持ちの方も多いはず!でも、このラベンダー。実はたくさんの種類があり、使い方を誤ると危険なものも。特徴や使い方を知り、安全に活用していきましょう。

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アロマテラピーの代表精油であるラベンダー。 ラベンダーは育てやすく交雑種を生みやすいため、沢山の種類があります。 そのため、一般的に「ラベンダー」と呼ばれている精油以外にも、ラベンダーの仲間の精油が複数あります。 香りはもちろんのこと、使用用途や安全性も異なります。 正しい知識を身に着けて、ラベンダーの世界をもっと楽しんでみませんか?


おなじみの一般的なラベンダー (真正ラベンダー/コモンラベンダー/イングリッシュラベンダー)

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一般的にラベンダーというと、Lavandula offinalis またはLavandula angustifoliaのことを指します。 背丈は低く、一般的にキレイな紫色をしています。 ラベンダーは、真正ラベンダー、コモンラベンダー、イングリッシュラベンダーとも言われます。

ヨーロッパを中心に様々な国で栽培され、ハーブ&フローラルのやさしい香りです。

酢酸リナリルとリナロールを多く含んでおり、鎮静作用といってリラックスさせる作用が大きく期待できます。 また抗炎症作用もあるため、火傷や日焼けなど、炎症を起こした肌にも有効です。 安全性が大変高い精油なため、芳香浴/沐浴/湿布/吸入/トリートメントなど、多岐にわたり使用可能です。


ラベンダーエクストラ/ラベンダーファイン

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どちらも真正ラベンダーですが、ラベンダーエクストラと、ラベンダーファインとを区別をする場合に使います。


・ラベンダーエクストラ

特にプロヴァンス地方の標高の高い場所に生育する野生種です。 フローラル調の香りをさらに感じられるラベンダーです。

・ラベンダーファイン

ラベンダーエクストラに比べると、ややマイルドなフローラル調の香りの栽培種です。


スパイクラベンダー


スパイクラベンダーは、標高が500m以下の低地に自生し、真正ラベンダーより背丈が高く、葉の大きさも大きいです。 淡い色の花を咲かせます。

学名:Lavandula latifolia、もしくはLavandula spica

リナロールに、シネオールとカンファーで、成分の大半を占めます。 シネオールは、すーっとした香りで、風邪症状全般によい成分です。 またカンファーとは、樟脳のことです。

フローラルな香りではなく、すっきりとしたやや刺激のあるクリアな香りが特徴です。 そのため、癒し効果を期待して使うのではなく、感情の起伏を安定させつつも、活性化させたいときに使用します。 また抗ウイルス作用や去痰といった作用を期待して、呼吸器系のトラブルや免疫力アップの際に使用されます。

ケトン類が含まれているため、瘢痕形成作用という傷を治す作用が期待できます。 さらに、癒傷作用や細胞成長促進作用があるため、炎症を抑えたり、傷やニキビ跡を治したいときに用います。

男のラベンダーと言われるほど、多種のラベンダーより強いことでも知られています。 精油は絵の具の溶剤として使用されることもあります。

スパイクラベンダーと同じくカンファーが含まれているローズマリー、爽やかで若々しさを感じるレモンやオレンジスイートとの相性がよい香りです。

私は傷跡を早くケアしたいときや、虫刺されの後のケアに使用しています。


ラバンジン


ラバンジン(ラバンディン)は、真正ラベンダーとスパイクラベンダーの交雑種です。 真正ラベンダーによく似ていますが、色が淡く、3つに枝分かれして各々に花がついています。 交雑種のため、混ざり方によってさらに分類することができます。 ・ラバンジンスーパー (Lavandin Super):よりラベンダーに近い品種です。 ・ラバンジンアブリアル (Lavandin Abrialis) :一番古くから栽培されていた品種です。 ・ラバンジングロッソ (Lavandin Grosso):ショップなどで最もよく見かける品種です。

学名:Lavandula hybrida、もしくはLavandula flagrans

酢酸リナリルとリナロールがメインながらも、真正ラベンダーに含まれていないシネオールとカンファーを含んでいます。 そのため、やや深みとスパイシーさを感じるさっぱりとした香りです。

酢酸リナリルとリナロールを含んでいるため、癒し効果は期待できますが、真正ラベンダーよりは弱まります。 一方で、リフレッシュ効果が期待でき、二面性をもつ精油です。 肌に対しては、抗炎症作用が期待できます。

フレンチラベンダー (スパニッシュラベンダー/ストエカスラベンダー)

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学名が Lavandula stoechas のフレンチラベンダーは、二つの花穂があり、赤紫色をしています。 スパニッシュラベンダー、ストエカスラベンダーとも言われます。 地中海の西側の、乾燥した地域に生息しており、耐寒性があります。

フェンコン、カンファー、δ-3-カレンといった成分が含まれています。 カンファー(樟脳)のツンとした香りの中にも、草のようなハーブらしい香りです。 活性化する作用に長け、気持ちが落ち込んでいるときに、自信と強さを与え、前向きにさせてくれます。 また抗菌作用や殺菌作用が期待できるため、ディフューザーなどでお部屋に香りを広げて使う方法もオススメです。 カンファーが含まれているため、防虫効果も期待できます。

フレンチラベンダーにはケトン類が多く含まれています。 ケトン類は、胆汁分泌促進や脂肪溶解作用が期待できるのですが、含有量が多いと神経毒性を起こす危険性があります。 ケトン類=ダイエットによい成分と考えて、アロママッサージに使用する人もいますが、ケトン類の含有量の多いフレンチラベンダーはオススメできません。

単独だと主張が強いため、ブレンドして使うとまとまりやすくなります。 クラリセージやローズマリーといったハーブ系の香りや柑橘系、ゼラニウムやカモミールローマンなどの主張のあるフローラル系の香り、またエキゾチックなイランイランやジャスミンとも相性がよいです。


目的に合わせて購入・使用しましょう


ラベンダーの精油を購入、使用する際は、必ず学名をチェックしましょう。 メリット・デメリットをしっかりと確認して、安全で正しく使用することを心掛けましょう。

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