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ピアノの魅力再発見!~指先から生き生きと~

子どもの習い事ベスト3に常にランクインしている「ピアノ」。なぜこんなに人気なのでしょうか?

ピアノはどこで生まれたの?


みなさんは「ピアノ」がどこの国で生まれたかご存知ですか? ピアノが生まれたのはイタリア。正式名称は「ピアノ・エ・フォルテ・クラヴィ・チェンバロ」と言います。なんとも長い名前ですが、「小さい音も大きい音も出せるチェンバロ」という意味なんです。ピアノを習っていた方は、ピアノ、フォルテにピン!とくる方も多いのではないでしょうか。

時代を反映した楽器「ピアノ」


現代のよく見るピアノは鍵盤が白黒です。黒鍵がシャープキー、白鍵がナチュラルキーですが、昔々のピアノのご先祖は両方が木材そのものの茶色でした。黒ずんでくると、見分けるのが大変になってしまったそうです。 そこで使われたのが「象牙」でした。「象牙」はかなりの高級品だったので一時はシャープキーが白、ナチュラルキーが黒の時代もありましたが18世紀、産業革命やフランス革命が起き、富裕層が自分の裕福さかげんを自慢するために、象牙を多く使う現代の鍵盤の配色になったと言われています。現在は、象牙ではなく合成樹脂なのでご心配なく!!


ピアノの脳へのはたらき


なぜ、ピアノは人気の習い事になっているのでしょう?それはピアノを弾くと脳のはたらきが強まることにあるようです。

① ピアノは両手を複雑に動かす(脳から指先、体全体への指令を瞬時に出す) ② 楽譜を読みこなす(どんどん先読みする) ③ 暗記をする

プロの演奏家でも苦労することですが、長いと100ページ以上もある楽譜を暗記することもあります。おさない頃から暗記する力を鍛えることが出来るのです。

私のまわりでも、研究職に就いていて趣味でピアノを弾いている方々がたくさんいます。 リフレッシュしながら、脳にも良いはたらきがあるピアノ。大人になってから始める方も多くいらっしゃいます。ぜひ、趣味のひとつとして楽しみたいですね。

タイスの瞑想曲:マスネ/ Meditation de Thais:Massenet - YouTube

他の楽器とアンサンブルすることで、協調性も生まれると言われています。 ヴァイオリン:崎谷直人 / ピアノ:伊藤慧

ピアノの魅力を楽しめるオススメ曲


◆ドビュッシー:月の光 フランスの作曲家ドビュッシーの作品。ヴェルレーヌの詩を題材にした音楽で、聞いていると月夜のイメージが浮かんでくる美しい曲です。

◆ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ピアニストなら1度は弾きたい!と夢見る曲です。ピアノの楽器の完成とともに時代を生きたショパン。哀愁漂う甘美なメロディーが特徴的です。

◆モーツァルト:きらきら星変奏曲 みなさんご存知の「きらきら星」が華麗に変化していく楽しい1曲。かわいい曲なので、子供たちにも大人気です。


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