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懐かしのブルクミュラーの不思議な魅力

ピアノ学習者に愛され続けているブルクミュラー『25の練習曲』。アラベスクの最初のチャン、チャン、チャン、チャンの和音を聞いただけで「懐かしい!」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

みんなの憧れ「ブルクミュラー」


日本ではピアノを習うと誰もが1度は必ず弾くと言われているほど有名な曲集がブルクミュラー作曲の『25の練習曲』です。ブルクミュラーはドイツ生まれの作曲家・ピアニストです。彼はたくさんのピアノ曲を残していますが、この『25の練習曲』ほどピアノ学習者に愛され続けている曲集はなかなかありません。みなさん、アラベスクの最初の和音を聞いただけで「あぁ!懐かしい!!」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか? ブルクミュラーが生まれたのは1806年。ショパンやリストといった有名な作曲家の4歳、5歳年上となりますが、彼らと同時期に華の都パリへ移住しています。


当時のパリはピアノ文化が花盛りだったので、音楽好きの文化人たちが集うサロンでブルクミュラーも大活躍だったことでしょう。ピアノメーカーでは次々と新技術を導入し、ピアノの生産台数も増していきました。一般のブルジョワ家庭にもピアノが普及しつつあったのです。 『25の練習曲』の副題に~小さな手を広げるための~とついていることから、ブルクミュラーがピアノ教師としても活躍し、子供たちやご婦人のための作曲もしていたことがわかります。

貴婦人の乗馬

ブルクミュラー『25の練習曲』より 第25番貴婦人の乗馬 ピアノ:伊藤慧 発表会でも人気曲のひとつが、この「貴婦人の乗馬」です!!

ブルクミュラーの作品が、日本では明治時代から演奏されていたそうです。可愛らしくおしゃれなフランス語のタイトル、色彩豊かな音楽たちは、ピアノ学習者の思い出として心の奥に刻まれているのですね。 親しみやすいメロディーやロマンティシズムをも感じさせる曲想。レッスンの教則本としてではなく、ひとつの芸術的作品として、ブルクミュラーを楽しんでみてはいかがでしょうか。


気軽に聴きやすい作品ばかり


昨年2015年にサウンドインレーベルより、「ブルクミュラー兄弟の作品集」をリリースしました。 妊娠中の方の胎教音楽、そして赤ちゃんのお昼寝時、クリニック、そしてドライブ中やお料理しながら聴いて頂いている方が多いようです。 アルバム後半には、ブルクミュラーの弟(ノルベルト・ブルクミュラー)の作品が収録されています。「クラリネットとピアノのための二重奏曲」は、ロマンチックで叙情性にも富んでおり、透明で美しい印象の作品です。ぜひブルクミュラー兄弟の新たな魅力を見つけて頂ければと思います。


[Burgmuller] 伊藤慧, Friedrich Burgmuller, Norbert Burgmuller, Pf 伊藤慧, Cla 齋藤雄介 - CD・レコードの購入はオンライン通販アマゾン公式サイトで。お急ぎ便ご利用で当日・翌日にお届け。


ブルクミュラーの『25の練習曲』、『18の練習曲』、バレエ「ジゼル」より、そしてブルクミュラーの弟(ノルベルト・ブルクミュラー)の作品、クラリネットとピアノのための「貴婦人の乗馬」など全21曲が収録されています。

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