日本ホリスティックビューティ協会発信のメルマガ「Holistic Beauty Journal」に、アルガンオイル15周年を記念してコラムが連載されました。皆様にもっとアルガンオイルを知っていただきたく、当コラムを転載し、3回にわたってご紹介いたします。本記事は前編1回目のコラムとなります。
私が所属する株式会社ニュートリション・アクトのスローガンには
「環境との共存を目指す企業でありたい」
という想いがあり、
社のロゴであるシンボルマークには、
「森と大地と人」が描かれています。
また、古来の教えに従うことで
スローエイジングが叶うと信じ、
体や環境との調和を大切にしていた
古くから伝わる食事療法や美容法を探求しています。
そんな私たちとアルガンオイルの
出会いについてお話したいと思います。
15年以上前のこと。
ラクダに乗ってモロッコの砂漠を
長時間移動していた弊社の研究者は、
お尻の皮が擦れて痛くなってしまったとき、
原住民の女性から「これを塗っておきなさい」
と、あるものを渡されました。
それを塗ると、
次の日には、赤くヒリヒリしていた傷口は
治っていたと言います。
その「あるもの」とは、アラブの伝承医学としても
受け継がれているアルガンオイルでした。
アルガンオイルには、やけどや湿疹、
炎症などに効能があると言われていたため、
モロッコ原住民は、傷の手当てなどに
アルガンオイルを塗っていたそうです。
実際、私も唇が乾燥してガサガサのときに
リップ代わりにしているくらいです。
また、アルガンオイルは外用だけでなく、
精力や活力がつく「アムルー」と呼ばれる
伝統料理としても受け継がれています。
モロッコ南部では、原住民族のベルベル女性が
妊娠して子供を産んでまず一番にするのは、
産まれてきた子供にスプーン一杯のアルガンオイル
を飲ませることだそうです。
『脳に良い』と言われ、今でも習わしとしているとか。
食用としても外用としても
原住民たちが生活の知恵から愛用し続けた
アルガンオイルは、古くから伝統的・伝承的に
受け継がれてきた価値ある有用資源であり、
弊社の考えと深く共感しました。
これらの出来事の一端から、遠い砂漠の国
モロッコ王国からアルガンオイルを
日本に広めようと輸入してまいりました。
続きは、「中編:過酷な環境下で生きるアルガンツリー」です。ぜひご覧ください。
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