現役のドクターであり、テレビの医療コメンテーターも務め、美容コラムも多く発表しているアラフォー女医が内側から潤い、そして強くなる、芯のしゃんとした生き方をご提案いたします。
潤う医学
だいぶ薄着になり、体のラインが気になる季節になりました。
私はちょっと暴飲暴食が続くと、ふと思います。
『そうだ!体重計に乗ろう!!』
もちろん、怖いです。
でも、自分の弱い心をコントロールするには最高にわかりやすい指標です。
実は体重はとてもコロコロ変わりやすいもの。
水分を飲めばその分増え、出せばその分減ります。
きちんとした評価をするためには、
同じ時間帯で、同じ状態で乗らないと意味がありません。
そもそも脂肪は見た目は大きいですが、じつは軽い。
筋肉は見た目は小さいですが、じつは重い。
だから体重が減ったと言っても、筋肉量が落ちればリバウンドしやすい体質になりますし、体のラインもあまり美しくありません。
そこで大切なのは、体重や体脂肪率の1週間くらいの平均値。
それが両方減っていればダイエット成功に向かっています。よく宣伝文句で、『すぐ激やせ!』みたいなのがありますよね。
医学的にみたら、体を壊す可能性も大きいです。
例えば、摂食障害、血糖値のコントロールが効かなくなったり、めまい、頭痛、生理不順などが起きかねません。
私も女性ですから、一秒でも早く痩せたいと思うのは分かります。
でも、一番の基本であり近道なのが、
食事のカロリーを消費カロリー以下にすること、そして適度な運動でじっくり痩せていくことです。
そのモチベーションを保つために、せっせと体重計に乗るのです。
えー、なんかつまらない。
そんな方のために、ちょい足し医学的ダイエット情報が4つあります。
ちょい足し医学ダイエットポイント
① コルチゾルなどの成長ホルモンは、22時から3時に出ます。この時間帯にしっかり寝ることで、ホルモンの分泌が促され、寝ているだけでも300kcal消費されるというデータもあります。 寝る子は痩せる!
② ビーマルワンという遺伝子は、糖質を脂肪に変えてしまう困った働きを持っています。この遺伝子は6時から15時までは働きが悪いと言われています。
なので、おやつは15時までにいただきましょう!
③ GLP-1という物質は、脳の満腹中枢を刺激し食欲を抑えます。小腸に多く分泌細胞があり、小腸に先に食べ物を送り込むことで、GLP-1が出やすくなります。
そのためにお豆やゴボウなどの食物繊維が多く、吸収されにくい根菜などを食事の最初にいただきましょう!
④ 腸活! 腸内環境を整え便秘を防ぐことで、脂肪を吸収しにくくなります。それによって太りにくくなり、お肌の調子も良くなります。 ちなみに私はヨーグルトを毎日1パック、間食の代わりにいただいています。
そして弱い心を戒めるために体重計に乗ります。
若い頃は誰かのために痩せたかったし、他の女性に負けたくないって思ったこともありました。
今は自分のために痩せたいし、自分の弱い心に勝ちたいです。
自分の女性としてのピークを維持するために、健康ダイエット。
皆様の今年の夏が、今までで一番輝きますように。 カラダもココロも美しく健やかに潤わせましょうね!
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