ヒールの靴や足に合わない靴など、女子に意外と多い足のトラブル!その中でも悪化すると、歩くことも困難になってしまうのが「巻き爪」。10人に1人は悩んでいるといわれ、いつの間にかなっていた!という人も。私もこの中の1人で、「原因を知っていれば、早めに予防できたかも」を実感しています。巻き爪の原因に思いあたる項目が多い人は、要チェックです!
巻き爪って?
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巻き爪は、爪の端が内側に巻き込んでくる状態のことをさします。
巻き爪の形はいろいろありますが、代表的なものは
陥入爪(かんにゅうそう)と弯曲爪(わんきょくそう)になります。
どちらも、爪の端が巻いている状態は同じなのですが、肉芽(にくげ)ができたり、出血や化膿などの症状がでたりするものを陥入爪といい、そうでないものを弯曲爪といいます。
陥入爪の場合は、爪の角が指の肉に深く食いこむことで、炎症が起き、これが長く続くと、赤いぽこっとした肉芽ができます。ひどくなると出血や化膿を起こし、さらに痛みが増してきます。
この時の私の体験談として、爪切りで爪の角を切ると、指の肉への食いこみがなくなり治ったのですが、爪が伸びてくると同じ症状になり、ついには歩行も困難になってきたため、形成外科に行き、フェノール法の手術を行いました。
どちらの巻き爪のタイプだとしても、痛みが悪化していくようなら、軽度のうちに治療するほど、その分早く治りますので、皮膚科や形成外科のある、総合病院を早めに受診するといいと思います。
巻き爪の原因
私の巻き爪の原因は深爪と運動不足からでした。
巻き爪の原因を知ることは重要なポイントです。
なぜなら、原因を理解しないと、治療をして完治しても、再び巻き爪になってしまう確率が高いからなのです。
遺伝など、自分ではどうしようもない原因もありますが、ぜひ、参考にしてみてください。
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●靴が合っていない。ハイヒールをよく履く。
足先、指、爪などが圧迫される靴を履き続けていると、負担がかかり、足のトラブルが起きやすくなります。足に異変を感じるようなら、無理をしないようにしてください。
●深爪。
自分にも大いに思いあたる節があるのですが、爪の角が当たると痛いからといって、角を斜めに切るバイアスカットは厳禁です。
丸く切るのではなく、四角に切るスクエアカットか、スクエアオフカットがベストです。
足の爪をスクエアカットに切る場合は、ニッパー型や爪やすりを使うと、整えやすくなります。爪切りに痛みをともなう場合は、料金がかかってしまいますが、病院や専門のフットサロンでお願いするのもオススメ。
爪切りは重要なポイントなので、ちょっと長めかなぐらいで切るのをとどめてくださいね
●普段の歩き方と運動不足。
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足は常に自分の体重を支えている大事な部位です。本来足裏には「アーチ」と呼ばれる部位がありますが、変な歩き方のクセがついてしまうと、歩行時の衝撃をやわらげるクッションが機能しなくなる「偏平足」になったりします。そうなると爪への圧力も大きくなり、巻き爪になったりするケースも少なくありません。
また運動をする人よりも、しない人の方が巻き爪の確立が高いのです。
それは運動をすることにより、足の指に圧がかかり、爪が湾曲して伸びることを防ぎ、足の指の形にあったように爪が伸びてくるためです。
手の巻き爪より足の巻き爪の人が多いのは、足先よりも指先の方が使われているためです。
運動習慣のない人に、いきなりの運動は難しいので、歩く際には足の親指で蹴りだすこと、立つ時には、かかと、小指側、親指側の3点を意識するなど、普段の生活の中から変えるようにしてみてください。
自分の経験からも、これが一番難しいのですが、正しい歩き方や姿勢を意識することで、巻き爪以外の足トラブルも軽減されてきますので、ぜひ取りいれてください。
●加齢・遺伝による巻き爪。
もともと、やわらかい爪や薄い爪の人などは、巻き爪になりやすいとされています。
そのため、厚さや硬さといった爪の性質は遺伝による要因が高いので、”巻きやすい爪“の性質を受けつぐ可能性があるといえます。
ご両親のいずれかが、巻き爪の症状に悩まされている場合は、他の人よりも巻き爪リスクが高めだといえます。
また加齢による巻き爪は、皮膚が油分や水分を保ちづらくなり乾燥肌になるのと同様に、爪も縦線がはいったり、割れやすくなったりと、歩行によるつま先などへの衝撃を吸収する、
爪のしなやかさがなくなってくることが原因です。
また筋力の低下や運動不足(歩かなくなること)により爪が浮きやすくなり、(また浮いた爪は巻きやすくなる)なおさら注意が必要!
このように巻き爪は、遺伝の可能性もあるので、自分だけでなく、ご両親の爪もチェックしてみてくださいね。
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