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今日から始められる!毎月のつらい生理痛対策

毎月の女性の悩みである生理痛。少しでも快適に過ごしたいですね。ひと言で生理痛といっても、頭痛や腰痛といった痛む場所や、痛みの強さなど千差万別。生理痛が起きる原因を知り、その対処法をお伝えします。


生理痛はなぜ起こる?


生理痛の大きな要因となっているのが「プロスタグランジン」という物質です。 プロスタグランジンは生理中に分泌されるホルモンの一種。 子宮内膜から分泌され、子宮収縮を促して経血をスムーズに体外に出す役割があります。 陣痛のときの痛みもこのプロスタグランジンが原因です。 この量が多すぎると子宮の収縮が強くなりキリキリとした痛みが発生します。 また血管を収縮させる作用もあるので、冷えやだるさ、腰痛が強くなります。 さらに胃腸の動きにも影響を与え、吐き気や下痢の原因にもなります。


生活習慣を見直して、生理痛を予防・軽減しよう


不規則な生活は、血行を悪くし、生理痛が重くなることもあります。 生理痛を予防するために、まずは生活習慣を見直しましょう。


・身体を冷やさない


冷房の効いた部屋に長く居る、冷たい飲み物をよく飲む、身体を締めつける下着をつけている、素足でいるなど、身体を冷やす習慣を見直しましょう。 入浴はバスタブにゆっくりと浸かることも大切です。


・身体を適度に動かす


長時間同じ姿勢でいると、全身の血行が悪くなり、お腹が張ったり、腰痛が増したりします。 また運動不足にならない生活を心掛けましょう。

・ストレスをためない


ストレスは人生のスパイスとも言われ、適度なストレスは人間的な成長には必要なものでもあります。 しかし過剰なストレスは、自律神経やホルモンのバランスが崩れて、生理痛の症状が強まります。


薬の力を借りてみよう


・低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP製剤)


低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP製剤)には、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲスチン)の2つの女性ホルモンが含まれています。 排卵を一時的に休ませることで、生理に伴う痛みやその他の症状を改善します。

・非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)


非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs:Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)、いわゆる解熱鎮痛薬は、プロスタグランジンの産生を抑えることによって痛みを抑える薬です。 鎮痛剤はなるべく早めに服用する方が効果的に作用します。 痛みが強くなってからでは、鎮痛剤の働きが追いつかずに効きにくいこともあります。 我慢せずに、痛みを感じたら早めに薬を飲みましょう。


・漢方薬


「桂枝茯苓丸」や「当帰芍薬散」といった漢方薬には、血行をよくして体質を改善し、痛みを和らげる効果が期待できます。


ホームケア+アロマで心地よく予防してみよう


・温湿布


洗面器に熱めのお湯を入れて、ラベンダー精油2滴+クラリセージ精油1滴を入れます。 タオルを浸して絞ったものを2つ用意します。 仰向けに寝て、腰の下とお腹の上に1つずつのせて、温湿布を行います。 また頭を緩めるために、カモミールローマン精油で温湿布を作り、目の上に置きます。

・手浴&足浴


深めの洗面器にお湯を入れて、マージョラムスイート精油2滴+ラベンダー精油1滴を入れて、よく混ぜてから、温まります。 手浴は上半身のこわばりを緩め、足浴は下半身の血液循環を改善して、生理痛を和らげます。 また香りによるリラックスも期待できます。

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