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かかりつけの薬局を決めて医療費を節約しよう!

病院や診療所でもらう処方箋はどこの薬局にもっていっても薬を出してくれますが、2016年4月から「かかりつけ薬局」をもつと医療費が節約できるような仕組みに変わりました。今回は、制度を上手に利用して健康を管理する方法を紹介します。


お薬手帳とは


お薬を管理する手帳です。最近では、可愛いキャラクターのものもよく見かけます。お薬手帳は、2000年から薬剤情報提供料という項目が新設され、配布(無料)すると薬局は報酬をもらえるようになりました。希望する患者さんに対して月4回に限り、お薬手帳に記録を残した場合に薬局は報酬が得られました。2012年からすべての患者に配布となり、「薬剤服用履歴管理指導料」になりました。報酬も同時に変わりました。そして、2014年の改定時に「お薬手帳」への情報提供をしないと患者指導料が下がることになりました。

2016年4月に診療報酬が改定されました


医療の内容にともなう価格を診療報酬といいます。診療報酬は2年に1度改定され、2016年4月に新しくなりました。この4月からお薬代に関しては、薬局を一つに決め、お薬手帳を持参することで節約できるようになりました。お薬は、治療を受けた病院や診療所の近くでもらっている人が多いと思います。これからはお薬手帳を持参して、1か所でもらったほうが節約できます。(6か月以内に限る)


かかりつけ薬局を決める


私自身、マラソンで腰を痛めてから定期的に診療所に通い、薬局でお薬をもらっているのですが、久しぶりに薬局にいったら、薬剤師さんがかなりフレンドリーになっていたことに驚きました。診療報酬の動きはこのように患者にも大いに関係するのです。これからの薬局は患者の健康管理も含めて行うことが期待されています。現在の法律では、かかりつけ薬局は、職場の近くでも、自宅の近くでも、よく行く病院や診療所の近くでも、どこでも大丈夫です。自分にあった「かかりつけ薬局」を決めるためには十分なコミュニケーションを取ることが必要です。行きつけの飲み屋のように顔を見ただけで「お疲れ?」と聞いてくれたり「いつもの!」といえば好みのドリンクがでてくるような関係を構築できるかかりつけ薬局を持つためには、積極的にお薬のことや健康状態について質問してみましょう。

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