ミャンマーの町を再びいろどる伝統衣裳

民主化に大きく舵取りをしていて、新しい大統領も決まったミャンマー。アウンサンスーチーさんの活躍もあってメディアで取り上げられることが多く、どんな大きな発展をしているんだろうと思っていました。そして訪れた3年ぶりのミャンマーは…。

私がミャンマーを初めて訪れたのは1995年。いまから20余年前の事です。 当初は、ジーンズを履くのさえ「かっこいい」と思われていました。 男性はロンジー、女性はタメインという腰巻を履いて、フォーマルな結婚式などのお祝いごとには「ワンセット」と呼ぶ上下オーダーメードの民族衣装を着て出席したものでした。 初めて訪れから10年経つと、若い子はミニスカートも履いたり、金髪にしたりしてずいぶん変わりました。 大きなショッピングセンターも建つようになり、あれ? なんだか中国みたいになっちゃった? という印象もありました。

首都ネピドーにあるショッピングセンター

なので、それからさらに10年経った今、どんなになっちゃったのかな~?と思いつつ、2016年、新大統領が就任する記念すべき2016年3月にミャンマーを訪れました。 そして私の予想は大きく裏切られたことを知りました。

ミャンマー最大の聖地シュエダゴンパゴダ

優美なタメインを上下セットで着ている女性が断トツに増えていたのです。 その姿のなんと美しいこと。 もともとウエストが細くて、お尻がパンとはって、腰の位置が高いミャンマーの女性は、この「ワンセット」がよく似合うのです。 ミャンマーにおいては、男性よりも(男性もイケメンが多いのですが)女性の美しさに目を見張ります。 子供の出家を祝う得度式でも、きらびやかなワンセットを着て、町やパゴダを練り歩きます。

「スカートやパンツ姿の人が減ったみたい。しかもタメイン(女性腰巻)の刺繍が凝ってるね」と友人に聞いてみました。 するとーー 「そう。最近、民族衣装が見直されていて、いろんなデザイナーがオシャレなタメインを作っているからすごく人気があるの。 それから、アウンサンスーチーさんが、ミャンマーの伝統に誇りをもって、民族衣装で活動しているでしょ? だからみんなまた着るようになったのよ」。

確かに町のあちこちにスーチーさんのポスターが貼られ、その影響力の大きさ、人々の期待の大きさを肌で感じることができました。 影を潜めつつあった美しくしなやかなミャンマーらしさが、ふつふつとまた湧き上がってきた感じ。 日本でも冠婚葬祭やお茶やお花、そのほか観劇や、ちょっとした訪問に着物を着る方が少なくありません。 夏は夏で、お祭りやおでかけに肩肘張らず着られる浴衣姿の人たちも、前より見かけるようになった気がします。 自分の国の伝統的な衣裳を着るというのは、文化、伝統を意識して大切に継承していくことですね。 特に日本の場合は着付けや立振舞についてきちんと学んで着る必要があるので、より自分の国を改めて知ると言う意味でもチャレンジしてみたいものです。 一方ミャンマーのタメインは、筒状になっていてすぐ着られてとっても簡単。 ミャンマーに行く機会があったらぜひ1、2着、買ってはいてみてください。 タメインの履き方は、また別の機会にご紹介しますね。


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