言葉と感情が矛盾した状態をダブルメッセージと言います。このダブルメッセージを発することの一番のデメリットは、あなたの欲しいものが手に入らない、ということ。自分の気持ちに素直になれたとき、きっとあなたが思っている以上にたくさんの欲しかったものが手に入りますよ。
自分の感情に嘘をついている?

ついつい、心で思っていることとは反対のことを言ってしまう。
そんなことはありませんか?
本当はイヤなのに「いいよ」と言ってしまったり。
本当はつらいのに「大丈夫」と言ってしまったり。
自分の感情に嘘をついてしまうことって、ありますよね。
これは、気持ちを表現することを諦めてしまっている状況とも言えます。
普段からこうしたクセがついてしまっている人は、無意識に何度もこのパターンを繰り返すので、周囲の人はあなたが何を考えているのかわからなくなってしまいます。
心と言葉がちぐはぐな時

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この状況を男女関係に当てはめて考えてみると
「もういい!私にはかまわないで、放っておいて!!」
彼とケンカをして、こんな言葉を言ってしまった彼女。
でも心の底では「どうしてわかってくれないの、もっとかまってよ」と思っている。
態度や言葉で怒りをぶつけられた彼は、
「自分は彼女を傷つける存在なんだ...」
と思い、言葉通り距離をとろうとするかもしれません。
男女関係において、よく見られるケンカの場面ですよね。
でも実際はどうでしょう。
彼女は「あっちへ行って!」という表面的なメッセージを出していますが、感情的には「こっちに来てほしい」と思っているわけです。
このように言葉と感情が矛盾した状態をダブルメッセージと言います。
これは本人にとってもつらい状況ですし、周囲の人も振り回されて困惑してしまいます。 男女関係の場合だと、つい「脳の構造が違うから仕方ない、わかり合えない」なんて諦めてしまいがちですが。 違うからこそ、お互い歩み寄ることが必要なんですよね。
欲しいものが手に入らない

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私は上手に本音を隠せている、と思っている人もいるかもしれません。
確かに本当の気持ちがバレなければ、相手を振り回すこともありませんね。
しかし、このダブルメッセージを発することの一番のデメリットは、あなたの欲しいものが手に入らない、ということです。
彼とケンカをしてしまったとき。
あなたが本当に欲しいものは彼の愛情やつながり、ではないでしょうか。
しかし「どうして分かってくれないの」という態度は、相手に怒りのメッセージとして伝わりますので、本当に欲しい愛情やつながりは、より遠ざかってしまうのです。
素直に甘えられないとき、 「言わなくても分かってよ」 と思うことってありますよね。 しかし男性は 「言ってくれなくちゃ分からないよ」 なんて思っているようです。
本当はどうしたい?どうしてほしい?

こうしたすれ違いは、しなくても良いケンカをしたり、トラブルを引き起こしたり。
欲しいものが手に入らないばかりか、相手を傷つけてしまうこともあるのです。
では、自分がダブルメッセージを発していることに気づいたらどうしたらいいのでしょう。
まずは、あなたがあなたの本当の気持ちに気づくことです。
言葉にならなかった想いは、解放される時を待っています。
何度も自分の心に聞いてみて下さい。
本当はどうしたいの?
本当はどうしてほしいの?
まずは、あなたが気がつくことが大切なのです。
あなた以上にあなたをわかる人はいないのだから。
自分の気持ちに素直になれたとき、きっとあなたが思っている以上にたくさんの欲しかったものが手に入りますよ。 どうか素直に、欲しいものが欲しいと言えるあなたになりますように。
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