「春のデトックス」を学ぶ会 概要

春になると「デトックス」「山菜」「ダイエット」といったワードが注目されるようになります。

​そこで、編集部では、気学マイスターの黒江真帆先生をむかえて、春のデトックスについて学びました。

黒江 真帆

日本占術協会 会長 福田有宵先生「有宵会」所属、中医薬膳師、現代養生食 介護食アドバイザー

日本占術協会 会長 福田有宵先生に師事し、長年にわたり「気学」を学び、数多くの人々にアドバイスをしている。「体質改善」「薬(医)食同源」「未病」「予防医学」など独自で“漢方”の概念 も学び始める。 中国の国立経典栄養学研究所 所長である劉大器氏に巡り会い先生に師事する。現在は、今までの経験を活かし、様々な活動を行なっている。

●編集部:春になると、ダイエット・デトックス・山菜を関連づけた食生活をしようという意識が高まりますし、そういった情報が増えます。これについていかがお考えでしょうか。

●黒江:「春はデトックス」、これは新生活なのか色々考えるとおさまりがいいのかなと思うのですが、春に、ダイエット・デトックス・山菜は、東洋医学的にはイコールとは思っていないんですね。

 

 

【3月はデトックスの前に冷えとり重視】

春は、冬から季節が大きく変わる時で、“寒のもどり”もある季節ですから、ここはやはり春の冷えをとっておくことが大事です。

女性の場合、冷え性の方が多いので、冷えを春から梅雨、梅雨寒に引っ張らないためといった意味では、山菜は効果的です。

旬のものから何を“いただく”かというと、エネルギー的には眠っている臓器を呼び起こす、活動的にという意味で灰汁が強いものをいただきます。

ただし、3月という時期が山菜に向いているかというと、ちょっと早いんですよね。だいたい4月、5月頃が山菜の時期。3月だと日本列島は長いので、春が訪れていない地域もあります。

3月という時期にえぐみを摂りすぎるというのは、大地のエネルギーが変わってくるときなので、あまりよくありません。

上へ上へと伸びていく時期で、人間も下から上へ上へと上がっていきます。

なので、春になるとめまいや頭痛、耳鳴り、花粉症とか、首から上の症状が多いんですね。

ですから、昔の人はあくまでも季節として山菜を楽しみ、過食は控えています。

(中略)

【五行論で考えるデトックス】

●40代A:ちなみに先程、夏の苦味が心臓にいいというお話しがありましたが、春はどうなんでしょうか?

●黒江:春の代表的な味は「酸味」です。ダイエットに関する私の意見ですが、色々な方法の指南書はたくさんありますが四季で分けるとすれば、人間も生物学的に秋冬になれば溜め込もうとする力があるので、時期的に五月以降が一番向いていると思います。

 

中医学や気学、中国の考えのベースに五行論という教えがあります。

五行論とは、自然界の事物が『木・火・土・金・水』(もっかどごんすい)という5つの基本要素で出来ているという考え方です。

人間の体も5つの要素に分類されていて、この要素は互いに助け合ったり、抑え込んだりという関連性を持っています。

●40代A:今回、春のデトックスについてでお話ししていますが、結局今はファッションやスーパーも、情報や商品が早く出回っているからデトックスという時期も本来より早くなっているのではないでしょうか?

それだとしたら何を指標にして自分がデトックスできる時期だとみなしたらいいのでしょう?

 

●40代B:毎年季節の変わり目に、鼻の皮がむけるという私のお客様がいるのですが、この時期になると自然と皮が剥けてくる。それというのも人間も自然の一部で木の芽時とか、芽吹く時期は体が変わってくる、代謝が変わってくる合図だと私は思うんです。

なので私はデトックスに関して言えば、春の早い時期ではなく、ゴールデンウィークあたり、汗をじんわりとかく頃、そこがデトックスの始まりの時期ではないかと思うのです。

●黒江:私もBさんと同じ意見で、デトックスというなら五月かなと思います。

今はまだ花冷えもあるので、血管が近くにある三首(首、手首、足首)は温めて冷やすべきではありません。

どうしても春うららかな陽気で、ファッションも素足にロールアップでパンプスといった軽やかな出立ちになりがちですが、まだまだ足元は冷えます。

なので、上はコットンのシャツやTシャツを着て、足元はブーツを穿くといった装いのほうが体的にはよろしいかと思いますね。

デトックスに関して言うと、「気血水」のこの“気“というのはのびやかさを好みます。色々なところに自由自在に飛び回りたいエネルギーなので、体のデトックスは五月とお伝えしていますが、心のデトックスは今ですね。煩わしいとか嫌な気分、気持ちはこの時期に手放して軽くしてしまうことが大事です。

(中略)

●40代A:気になっていたのですが、“血余りが髪の毛・・・“というお話しがありましたが、これは季節と関係はありますか?

 

●黒江:これは男性と女性の違いです。

 

●40代B:白髪も関係ありますか?

 

●黒江:血の余りと血の質とちょっと違うんですね。鉄欠乏性貧血とか、血の量が足りないのか、比重が足りないのか色々ありますが、血はたんぱく質なので血が欠落してしてくると髪の毛というのはやっぱりダメージが表れます。

 

昔、中国でお見合いのとき、女性は男性の耳を見ろ、男性は女性の髪を見ろという習わしがあったんですね

なので、やはり女性の社会進出に伴って、血の乱れ=髪のダメージというのが如実に現れたのではと思います。

 

 

●40代B私は爪と髪と皮膚、ある意味命に別状がないところ、そこに一番体の不調のサインが出るのではと思います。栄養も体の一番大事なところから回っていくし。

 

●黒江:そうですね。はじめに脳が動かないといけないわけですから、しっかり吸収して動いてくれる糖を摂るのと、神経的に疲れてきたら多少の塩分を摂る。

 

●30代D:先程、昔の中国の習わしのお話しで、お見合いの時に男性の耳を見なさいとありましたが、なぜ耳なのですか?

●黒江:これは男女ともに言えることですが、子孫を残すという意味なんですね。

血がいいかどうかというのは血のめぐりです。女性は血のめぐりで月のものが回り、男性は疲れてくると耳が枯れてくる。枯れてくるというのをどう説明したらいいでしょうか。笑

生命力がないというか、乾涸びたというか。

ようするに昔の人は女性は髪の毛で生命力の強さを、男性は耳でその人の生命力の強さを見ていたのでしょう。

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