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「気学」は『氣学』です…?! 

『気学』という言葉を耳にしたことがある方は、少ないかもしれません・・・。 この気学を知っていると、あなたの毎日、そして将来は大きく異なります。

「気学」は『氣学』です…?!

「気学」という名称の由来は諸説ありますが成り立ちは古く、中国の三国志や日本の戦国時代にも既に活用されていました。

日本では、徳川家康が戦略や健康法に“気学&漢方”を取り入れていた!という話はご存知の方もいらっしゃるでしょう。

徳川家康は「気学」を使用する事で自分の今の“立ち位置”を知り今後の進むべき時期を読み、そして「漢方」により“体質改善”をして健康維持に役立てていたとしたら、まさしく先手を打つが如くで、どちらも自分で生き抜く“予防策”を施していたのだとは思いませんか?

前回、今年の健康傾向のお話をお伝えしました。


「気学」の“気”とは、実際は目には見えないかもしれませんが…私達の心身には切っても切れない関係があります。 例えば、身体や心の状態を表す言葉には、元気、病気、やる気、気合い、そして気分、気持ち等々この“気”が使われています。 また、身体の外部を覆う状況においても、空気をはじめとして大気・気候・気圧などがあります。 経済の分野でも景気が良い悪いと言い、“気”とは一定に留まるものではなく常に変化し流通的なものです。 そして、この“気”なるものは原動力でありエネルギーになっている!と考えられています。

例えば、どんなに疲れていたとしても~動く事が出来るのは→体力は当然ですが、動こうとする“気力”があってこそなせる業ではないでしょうか?!

ならば「気学」は、やはり昔から使われていた『氣学』の字の方が相応しいと感じます・・・。 何故ならば、私達の身体を動かしてくれているものは、日々の食事から摂り入れている栄養=エネルギーに他ならないからです。


「気学」と「漢方」は、ともに“陰陽五行説”の思想が根本にあります。

そして「漢方」と言えば、今では日本でも耳馴染みした“医食同源(いしょくどうげん)”は、医と食は同じ源と考えられています。ですから、健康体を維持するには、何より食べる事を切り離すことはできません。

また、漢方(中医学)では“気・血・水”は健康である為のバランス三要素としています。

簡単な例を挙げれば、根気は大切ですが頑張り過ぎれば、気が滞り血の流れも悪くなり痛みを生じて、頭痛や肩こり等の症状となり身体に不調サインが表れます。

“薬膳”などの養生食も学んできた私が何時も感じている事は、『運は食にあり』です! 人生の羅針盤ともいえる「気学」を活用し前向きに進むためには、何よりも健康な心身でなくては頑張りもききません。

先程の言葉の例にあるように、元気・やる気・気分・気持ちもエネルギー不足では成り立ちません。 “運気”を呼び込む為の原動力は、何よりも日々の食事が大切です!


薬膳・漢方(中医学)には、“先天の気”と“後天の気”という考え方があります。


“先天の気”は、生まれ持って良い体質や健康体であっても、養生もせず不摂生をしていると“気”はいつしか消耗してしまう。もちろん歳を重ねるごとにエネルギーは低下してゆくものです。

そこで“後天の気”を養うことで、生命力を維持するために食養生(薬膳)や呼吸法(気功)を取り入れなくてはならないと、考えられています。

先ずは自分の体質を知り、自分に適した食べ物や食べ方が解れば其れに越した事はありません。 「気学」での“宿命と運命”の関係も同じく、“運の無駄遣い”を回避することも大切です。

自分の星回りを知れば、活発に動く時期や反対に動きを止め考える時期も解ります。 もしかしたら「気学」が“外への気”とするならば、薬膳は“内への気”とも言えるのかもしれませんね。

少し話は脱線しますが、食の好みや味の偏りは、~いつしか性格を作り~そしていつの間にか体質となり、~そこから“心癖”にも発展してゆく~というように私は考えています。

もちろん、その逆の場合もあります。

例えば、心配性で思い悩む事が多い傾向にある人ならば、食欲不振など胃腸の不調を訴える事が多く、いつしかポジティブな思考回路にはなりにくくなります。 そして、小食や間食で甘いものを口にする機会が多くなり、便秘気味になり、負のスパイラルをまねくことになりかねません。

不運を遠ざけ“良い運気”を掴むために羅針盤である「気学」を活用し、その為には日々の食生活を大事に考え“氣”を味方にしましょう!

私にとっての「幸福体質」とは、何はともあれ、健やかな心身で歳を重ねてゆく事なのかもしれません。 その時々で喜怒哀楽があっても、一つの感情に固守することなく、しなやかな心身で豊かな心持ちで種々の感情を超えてゆけたらなと思っております。

あなたが思い描く「幸福体質」とは、何ですか?

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