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癒しだけじゃない!作業効率を上げるアロマテラピー

そろそろ新しい環境に慣れて、集中力や緊張感が途切れてきた方も多いのでは?そんなときにオススメなのが香りの力です。仕事や勉強、家事などを効率的に進めるための香りの活用法をご紹介します。


癒されない!?アロマテラピーとは


心地よい香りが魅力のアロマテラピーは、リラックスや癒しのイメージがありますが、実は、気分転換やモチベーションアップにも有効です。

精油には、自律神経を整えてくれるものが沢山あります。 自律神経とは、脈拍や血圧、発汗、消化運動などを調節している神経のことで、交感神経と副交感神経からなります。 車に例えると、交感神経はアクセルの役目で、動きが活発になります。 一方、副交感神経はブレーキの役目を担っています。 この2つが適度に働くことで、自律神経が整った状態となります。

アロマテラピーは、心や身体を休める、つまりブレーキを踏むためによく利用されますが、集中力アップや脳の活性化を目的にオフィスなどでも広まりつつあります。


香りで「やる気スイッチ」を入れるには?


香りを嗅ぐと、嗅覚から脳へと情報が伝わります。 脳の中で最初に香りが伝わる大脳辺縁系は、喜怒哀楽や食欲など、本能的な欲求を生み出すところです。 この大脳辺縁系で出された欲求は、視床下部から自律神経へと伝わります。 つまり、香りを嗅ぐだけで、自ずと「やる気スイッチ=交感神経」を入れたり、「おやすみスイッチ=副交感神経」を入れることができるのです。


作業効率を上げる!厳選精油3本!


・ローズマリー


料理でもよく使われるハーブ。すっきりとした香りが特徴です。 精油は、ハーブの葉の部分を水蒸気で蒸して採られます。 集中力をアップさせるのにオススメのこの精油は、記憶力をサポートしてくれる香りとしても有名で、認知症予防にも用いられています。 血圧を上げる精油なので、朝が弱い人にもオススメです。 また、眠気を催したときに目覚めさせてくれる香りで、脳を刺激・活性化してくれます。

・レモン


馴染みのある爽やかでフレッシュな香りです。 精油は、レモンの皮を圧搾して低温で得られます。 作業効率をアップさせる香りとして有名で、会社や工場で香りを広げているところもあります。 またミスを減らすにも有用なため、単純作業などを行う際にもオススメです。 最近では、オレンジ・スイートの精油が、子どもの計算ミス軽減に寄与したというデータもあります。 柑橘系の香りは、仕事や学習時の気分に好影響を与え、集中力を高める重要な要素となりそうです。


・ペパーミント


ペパーミントは、ウォーターミントとスペアミントの自然交配種です。 精油は、ハーブの葉の部分を蒸して採られます。 すっきりとしたミントの香りは、歯磨き粉やガムなど、さまざまな香り付けに利用されています。 この香りは、頭をスッキリさせて眠気を覚ますのに向いています。 また集中力アップにも用いられます。 頭も気持ちもクールダウンしてくれるので、試験前など緊張する場面でも有用です。


香りを手軽に取り入れてみよう


気分転換したいときなどに、精油をティッシュに垂らして、香りを嗅ぎます。 また、お湯を入れたマグカップに精油を入れて、蒸気とともに立ち上がる香りを楽しむ方法もあります。

香りを携帯したい場合には、アトマイザー(香水を入れるスプレー容器)やロールオンタイプの容器に、希釈した精油を入れてみましょう。 持ち歩きに便利で、いつでも手軽に使うことができます。

<作り方> 容器のサイズに合った量の無水エタノールをビーカーに入れ、精油を入れてかき混ぜたら、容器に移します。 肌が弱い方は、ホホバオイルを使用し、ロールオンタイプの容器に入れましょう。 手首などピンポイント使用であれば、出来上がり10mlに対して精油を6滴まで入れて作成します。


香りがあるだけで、職場の雰囲気を和らげたり、全体のモチベーションをアップさせることにもつながります。 何事も作業を続けていると疲れが出てきます。 そして疲れてくるとミスが増え、作業が遅くなっていきます。 香りを使うことで、疲労を軽減して作業効率の低下を防ぐことができます。 ぜひ「アクセル」の精油も日々の生活に取り入れて、気持ちよく作業効率化を図りましょう。



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