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自分の「気質」を知って、楽に生きよう ~香りのサポートつき~

自分の気質(生まれ持った性格)を知り、もっと楽に生きてみませんか?簡単な質問で自分の気質をチェック。それぞれの気質の特徴やサポ―トする香りをご紹介します。


「気質」の由来


ヨーロッパでの体質・性質判断の方法を模索すると、古代ギリシャのヒポクラテスの時代まで遡ります。 昔から、ヨーロッパに伝わる体質診断法と、現代医学によって解明された精油成分のエネルギー活動を併せた治療法があります。 ヒポクラテスは、病気を自然の現象として捉え、医学を技術と強調し、診断・治療を実行しました。 現在、「気質」と呼んでいるものは、ギリシャ時代に4つの気質として知られており、医学で重要視されていました。 体質の違いでかかりやすい病気の種類が異なることを唱え、自己治癒力を助けるのが医術、それが治療の根本として食療法を主体としました。 そしてシュタイナー博士が教育においてその重要性に着目しました。 「気質」というのは、それぞれの人間を性格付け、実際の生活の中では、それが「個性」として現れてきます。


「気質」と「性格」の違い


「気質」は、生まれ持ったもののことで、まだ幼いころから見られる生物学的な差異のことを言います。 先天的なもので変わりにくいものです。 一方、「性格」は、後に形成されるもので、感情や意志の結果、行動の一端にあらわれるもののことを言います。 生まれ持った「気質」が、親のしつけや学校教育、仲間との触れ合いなどを通して、柔軟に変化していったものが「性格」であり、「気質」から作られる各個体の行動や意欲の傾向のことです。 本来の「気質」が様々な経験を経て変化していったものが「性格」のため、たやすくはないですが、経験を変化させていくことで「性格」は変えていくことができます。


気質チェックテスト


【A】~【D】の全ての質問にトライし、当てはまるものにチェックをしてください。 同じ質問が出てくることもありますが、両方にお答えください。

最後に【A】~【D】それぞれのチェックの合計数を出してください。


【A】 □平和主義的に解決したい □自分からアクションを起こすのが苦手である □考えすぎる傾向がある □友達が多い □寝ないと身体が持たない □プレッシャーに強い □責任から逃れようとしてしまう □何事も原因を追究しないと気が済まない □目標を決めることが苦手である □恐怖心があり、心配性である □飲み物は夏でもアイスよりホットを好む □汗をよくかく □人と争うのが嫌い □太りやすい □尿や唾液の量が多い □部屋が散らかっている □慎重に考えてすぐに結論を言わないことがある □環境の変化が苦手である □大勢の友達をワイワイやるのが好きである □他人には比較的無関心である


【B】 □完璧主義である □優柔不断でなかなか決められない □競争するのが好きである □食欲が一定していない □まわりから認められないと辛く感じる □物事を他人任せにするのが嫌い □衝動買いが少ない □理屈っぽい □感情を表現するのが苦手である □飲み物は夏でもアイスよりホットを好む □夏でも手のひらが乾き気味である □分かっていても行動できない □覚えは早いが、忘れるのも早い □旅行に行く前は、きちんと計画を立てる □心ここにあらず・・のことが多い □イライラしがちである □すぐに悲観的になる □大勢の友達をワイワイやるのが好きである □常に、恐れや不安がつきまとう □物事に関して考え込むことが多い


【C】 □冬でもアイスクリームのような冷たいものが好きである □急にとても空腹になることがある □友達が多い □孤独に弱い □嫌なことは後回しにする □汗をよくかく □怒っても引きずらない方である □すぐに謝る方である □太りやすい □がっちりとした体型である □尿や唾液の量が多い □部屋が散らかっている □飽きっぽく、最後まで続かない □人見知りをあまりしない □はっきりと物事を言う方である □聞くよりも話す方が得意である □活動的で、じっとしていられない □スケジュールがいっぱいにならないと嫌である □批判に対して敏感である □話す声が大きい


【D】 □身体を動かすことが好きである □どちらかというと短期である □冬でもアイスクリームのような冷たいものが好きである □急にとても空腹になることがある □楽天的で細かいことは気にしない □分かっていても謝れないことが多い □物事を他人任せにするのが嫌い □衝動買いが少ない □理屈っぽい □夏でも手のひらが乾き気味である □がっちりとした体型である □イライラしがちである □独立心が強い □議論や評論が好きである □平凡ということに満足できない □何よりも健康が大切だと思う □頑固な方である □負けず嫌いである □思ったことをすぐに口にする □話す声が大きい


それぞれの「気質」を知る ~サポートする香り~


気質は、次の4つに分けられます。 チェックテストで当てはまるものが1番多かったカテゴリが、あなたの気質となります。 サポートする香り(精油)もご紹介しています。 ニュートラルな自分に持っていきたいときに、ぜひ香りを使ってみましょう。


【A】粘液質 ・・・粘液が多い。冷静で忍耐強い。内向性。

休むこと、食べること、眠ることが大好きです。

何をするにも時間がかかりますが、興味があるものに対してはとても活動的になります。 粘液質は「水」の要素です。 海は穏やかでもありますが、残酷でもあります。また潮は引いていきますが戻ってきます。 つまり、粘液質の人が本当に目覚めたときは、傍にいる人は時が過ぎるまで避難しているのが賢明でしょう。

客観性をもって世界を穏やかに眺めています。 感情は、好き嫌いをあまり表にあらわしません。 カッとなることが少なく、ばかげたことなども滅多にしません。 まわりに対して「一人にしておいて」という態度を取りますが、友好的でないわけではありません。 とても親切で力になってくれますが、生まれつきの自制心で身を引くことを選びます。

決まりきったことや、秩序が好きで、考え方や仕事を簡単には変えません。 生まれつきのリーダーではないですが、注意深い詳細な計画を必要とする状況では抜きに出ています。

<サポートする香り> マンダリン・ジュニパーベリー・レモン・ベンゾイン・ローズウッド


【B】憂鬱質 ・・・黒胆汁が多い。憂鬱で非社交的。内向性。

態度と言葉遣いがゆっくりしていて、とても慎重です。 感情は外の世界に対して客観的です。 内観的な精神をもっていて、内に引き込もります。 自分自身に中心があって、自分の経験は自分特有のものであると思っています。 自分の経験は決して例外ではないということを示す本を読んだり、話を聞くことが大切です。 自分が誤っているというを認識することがなく、自分をだしにして冷やかされたりすることに我慢ができません。 一方で、同情心が沸きあがると、誰よりも力になり自己犠牲を払います。

友達を作るのに時間がかかり、特別な友達を一人持ちます。

<サポートする香り> ゼラニウム・イランイラン・ブラックペッパー・ラベンダー


【C】多血質 ・・・血液が多い。物事に楽観的な性格。外向性。

動作や身振りが素早く多彩です。 おしゃべりで、明るく聡明な顔をしています。 心配事は好きではなく、ユーモアがあって明るい人柄です。

変化が好きで、何か約束をしてもすぐに忘れます。 何にでも気が付きますが、何も覚えていないことが多々あります。 新しいものには何にでも興味があり、何にでも参加しますが、持続力に欠けており、途中で投げ出しがちです。 自分をコントロールしにくく、印象に左右されやすいタイプです。 感情が刺激されやすく、快や不快、喜びや悲しみに敏感ですが、特に楽しいことが大好きです。

<サポートする香り> クラリセージ・ペパーミント・オレンジスイート・グレープフルーツ


【D】胆汁質 ・・・黄胆汁が多い。物事の本質を考えない性格。外向性。

行動的でエネルギッシュです。 力強くはっきりと、それでいて慎重に的を得て話をします。 物事を素早く把握・理解して、それに明瞭な概念づけを行うことを好みます。 あらゆる状況で自我を発揮し、常に自分がリーダーでなければならないと感じています。 秩序立てることが得意ではないです。 決断力があり、他人に対して影響力を公使しやすいです。 批判されるのが大嫌いで、自分が間違っていることを認めようとしません。 記憶力が強くありません。 愛憎が激しく、感激家が多いです。

<サポートする香り> ユーカリ・レモングラス・ゼラニウム・ミルラ・ベルガモット


「気質」を知ると、自分も人間関係も楽になる


自分の気質を知ることで、自分自身を知ることができます。 一方、相手の気質を知ることで、相手を理解する手助けとなります。 自分はこう思うけど、相手がとった行動がどうしても許せない!といった場面に遭遇したとき、気質を知っていれば、自分と相手は気質が違うんだから!と思うことができます。 また、ご家庭において、落ち着きのない自分の子どもが多血質ならば、動きたくて仕方ないのね!と思えたり、休日ダラダラしているご主人にも、粘液質の特徴だからたっぷり寝かせてあげよう!と寛容になることができるはず!

自分も相手も認めるツールとして、ぜひ「気質」を利用してみましょう。

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