杏仁豆腐や参鶏湯の上にちょこんとある、あの小さな朱い実がじつはもの凄いパワーを持っているってご存知でしたか?
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小さな朱い実の正体
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最近メディアでもよく耳にする『ゴジベリー』
筆者これを南米あたりのまだ目にした事もないようないわゆるBerryの類いだと思っていたところ・・・
先日、ふと手に取った雑誌にこのゴジベリーの記事があり目から鱗状態になりました。
聞き慣れない横文字で『ゴジベリー』なんてお洒落なネーミングなので勝手に勘違いしていたら、その正体はなんと『クコの実』なんです。
クコの実といえばわりと日本でもなじみがありますが、中国が原産地で本土では拘杞子(クコシ)の名前で漢方や薬膳料理の材料として重宝されています。 お隣の国、韓国でもグギザの名前で韓国伝統医学(韓方ハンバン)必須の食材です。 いまいちピンとこない方も、杏仁豆腐の上に乗っている赤い実や参鶏湯などに入っている赤い小さな実は見たことありますよね? あの赤い実が『ゴジベリー』の正体です。
抗酸化力抜群のスーパーフード
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このゴジベリーがスーパーフードとして注目されている理由の一つが、ずば抜けた抗酸化力の高さです。
準アダプトゲンハーブにも仲間入りするゴジベリーの成分は
・ベタイン
・リメール酸
・ビタミンC
・ルチン
・ゼアキサンチン
などがあり、免疫強壮、肝機能改善、抗炎症、抗酸化、血圧降下,血糖降下、そして中医学的には自律神経にも良いとされています。漢方や韓方の考えでは滋養強壮に優れた生薬で、ひどい咳や身体の衰弱に用いられたり、目の毛細血管を安定化させるためドライアイ、充血、目の痛みなどにも処方します。
また肝細胞の再生を促進し、様々な肝毒性物質によるダメージから肝臓を保護する効果もあります。
このクコの実を小さじ2杯程度、500mlの水に入れ弱火で約15分~20分煮出したものを飲むと冷え性や疲労回復、糖尿病そして二日酔いのダメージケアにも良いのです。
手軽にお茶に入れて中国茶を楽しむ
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このゴジベリー、そうは言ってもなかなか日本の一般家庭でお目にかかることはありませんが、薬膳が普段の生活になじんでいる中国や台湾では日常的にお目にかかります。
筆者が学生時代に留学していた中国では、みなさんお茶や白湯にこのゴジベリーや大棗(なつめ)などを浮かべた物を常飲していました。
筆者も自宅で中国茶を入れるときはこれにならってゴジベリーを浮かべることも。
ドライフルーツの状態になっているゴジベリーはそのままで食べても大丈夫で、味もクセというほどのクセもなくほんのり甘い程度です。
我が家のスパイスコーナーに何気なく鎮座していたクコの実あらためゴジベリー。
このアンチエイジング効果大の真っ赤な小さな実は、これからまだまだ伸びしろがありそうな予感のスーパーフードです!
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